ネコリパブリックに関して間違った認識を与える動画がYouTubeにアップされている件に関しまして

しばらく前より、とある方がネコリパブリックに関して誤解をされ、ネコリパブリックを非難する動画を数回にわたってアップされております。

私たちネコリパブリックはどんな批判も受け入れ、保護猫のために少しでもいい未来をと努力しております。しかしながら、コメント欄には根拠のない非難が書き込まれるようになりました。このままではどこまでも誤解が広まってしまうと懸念しましたので、法律に詳しい方に相談したところ、ネコカフェについての言及は営業妨害、またクラウドファンディングで集めたお金を私的流用しているなどの根拠のない発言は名誉毀損に当たる可能性があるとの回答を頂きました。

ですので、今後もこういった書き込みが続くようであれば、顧問弁護士に相談し、対応を検討することといたしました。 今回のことで、胸を痛めたネコリパサポーターの方々から暖かいご声援をいただいていることに、この場を借りて心から感謝いたします。

ネコリパブリックは、保護猫達の一匹一匹の命を預かり、その大切な命を最後まで愛し続けてくれる家族と出会えるように、責任をもち、真摯に向き合い、小さな幸せを作りつづけていくことを、続けてまいります。また、すべての猫にお腹いっぱいの幸せと、安心して眠れる場所を与えることができるよう、優しい社会を作っていきたいと思っております。

ネコリパブリック首相 河瀬麻花

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2017年7月23日
You Tubeの該当する投稿者様のコメント欄からご質問をいただいていますので、こちらにて投稿者様が問題点としている点についてまとめて回答をいたします。

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1,ペットのおうちの里親募集ページにて、ぎんちゃんが猫の腎不全の典型と記載してあったことをなぜ途中から削除したのか?

ペットのおうちでの里親募集ページには現在も、健康状態の部分に下記を記載しております。

腎臓肝臓などの数値は年相応と言われてますが、やっぱり腎不全の典型で多飲多尿です。最近は筋肉も落ちてきて痩せてきたと思います。寝てることも多くなりました。
腎臓に配慮した食事やサプリメントを心がけています。

歯はすでに全て抜歯しました。
体格の割に4.5kgしかないのですが、食べていても好奇心旺盛でいつも歩き回ってるからカロリーが足りないようです^^;

ウイルス検査陰性
ワクチン接種
駆虫・検便
参考URL http://www.pet-home.jp/cats/tokyo/pn155286/

腎臓肝臓の数値は年相応と言われています。そのため、わたしの活動報告には、「ぎんちゃんの腎臓の数値をチェックしたほうがいいといわれたことがありました。 血液検査の結果、まだ重度ではないけれど、高齢猫に多い、腎臓がすこし弱ってきている症状がでていることがわかりました。 でも、ぎんちゃんは、元気そのもの。 療養食などに切り替えつつ、様子をみていくことになりました。」
参考URL https://kibidango.com/project/479/action/3607

この表現と、ペットのおうちの記載に相違はないと判断しております。

実際、お茶の水店のぎんちゃんに会いに来ていただければわかりますが、元気に、穏やかに過ごしております。腎臓に配慮した食事とサプリメントを心がけており、今も2週間に1回の往診の際、先生に念入りに問診をしていただております。

また、ぎんちゃんの里親募集に応募があった場合も、お店にきていただき何度も通っていただき、里親希望の方とお店の信頼関係ができてトライアルを開始しますので、腎不全の可能性があることを隠して里親募集をするということは決してございません。

2,腎不全の可能性がある猫の里親募集をなぜするのか?

私共は保護猫カフェであり、全ての猫が、唯一の家族を見つけ幸せになる権利があると考えております。今までも、20歳の猫や、16歳の猫達が、保護猫カフェで過ごし、運命の家族と出会い、幸せな生活を送っている姿を見守ってきております。
16歳の雪之丞のお話 https://cats.neco-republic.jp/author/yukinojou003
ぎんちゃんが幸せに過ごすためにはやはり運命の家族と出会い、多頭飼育の状態ではなく、家猫として、家族とともに最期の瞬間まで過ごしてくれることが幸せだと考えております。保護猫カフェは、その猫達の家ではないのです。幸せになるための通過点です。
ぎんちゃんを家族に迎えてくれる方は必ずいると信じております。

里親希望の方がきた場合もしっかりとお店との信頼関係を築くために、話し合います。
ぎんちゃんにとっての幸せは、家族とともに暮らすことです。このことは、ぎんちゃんを心から愛し、お世話をしているスタッフや会社として想いでもあり、ぎんちゃん自身の想いであると信じております。
なぜなら、多くのシニアの猫達が、家族と出会い、幸せになった姿を見ているからです。

3,なぜ保護猫活動を非営利で行わないのか?

私たちは、自走型保護猫カフェというコンセプトで、事業を起こしています。保護猫活動に必要なのは継続です。誰もが消耗せず、多くの経済活動から得られる利益の一部が、保護猫活動に使われる世の中にすることが私達のミッションです。2022年2月22日までに私たちは本気で行政による殺処分ゼロを目指しています。個人ではなく、組織として、個人単位ではできないことを、そしてボランティアさんたちの活動を支え、スポットライトをあてるために、あくまで、会社という組織で動くことを決意しております。それには信念があり、そして想いがあります。利益を出して、その利益で猫達を救っていく、社会をかえていくという覚悟で、この事業を継続しています。

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なお、今回アップされた画像に対しては、以前にも、次のようなコメントも掲載させていただいております。長文になっておりますが、しっかりと私達の想いをつたえております。

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ご返信ありがとうございます。
ぎんちゃんのペットのおうちの里親募集ページですが、十分に、ネコリパブリックのシステムや、ネコリパブリックが保護猫カフェであること。そして、ネコリパブリック自体が保護活動をしているわけではなく、猫を保護されているボランティアさん、保護猫シェルターから、猫達をお預かりして、カフェにいる全頭の里親探しをしている旨の記載がないところが、十分に伝わりきれていなかったと考えております。
ぎんちゃんは、ペットショップで購入された血統書付きの猫でした。
ぎんちゃんが、保護主さまの保護猫シェルターにやってきたのは、ある程度大人になったときでした。。

ペットショップ→事情があって保護→保護猫シェルター→ネコリパブリック→現在

という流れになっております。
保護猫シェルターにいる間ももちろん、里親募集をされていましたが、なかなかご縁がなかったのです。ぎんちゃんは、本当に人が大好きで、お世話に来られるボランティアさんにべったり甘えたりしていたそうです。
保護猫シェルターは、ご存知のとおり、通常のお家の猫とはまったく違う環境で、決して、ぎんちゃんにとって、保護猫シェルターですごす年月は幸せではなかったと保護主様はおっしゃっております。
たくさんの保護猫がおり、ケージですごすこともあります。

ネコリパブリックお茶の水店ができ、保護猫シェルターとご縁ができ、保護猫シェルターにいる猫達の受け入れをはじめることになった歳に、多くいる猫達の中で、ぎんちゃんを受け入れることになりました。なぜならば、このまま人が大好きなぎんちゃんが、十分な人とのふれあいもできないまま、そして、なかなか里親様と出会うチャンスがないまま、シェルターで過ごすことは、本当の幸せではないと保護主様も、ネコリパブリックも判断したからです。

保護猫シェルターは、基本オープンになっておりません。ネットなどで里親募集を行い、希望者がいれば面談をするという形をとっているため、ネットでは、子猫の里親募集にはどんどん応募があるのですが、どうしても大人猫達は、里親様がなかなか見つかりません。

長い間シェルターで、過ごしていたぎんちゃんですが、保護猫カフェである私達のお店にぎんちゃんを迎え入れることで、運命の家族と出会う確率があがり、早く幸せになれるだろうということで、私達のお店にやってきました。
記事にもアップしたように、私達のお店にやってきた当初は、ぎんちゃんは健康そのもので、本当に活発で元気な子でした。シニアにさしかかっている猫とは思えないほど若々しく、早く里親さんが見つかるといいなーと日々スタッフも思っておりました。

保護猫カフェで過ごすぎんちゃんは、シェルターで過ごすよりも生き生きし、毎日やってくるお客様のひざの上にのって甘えたり、おもちゃで遊んでもらったり、スタッフたちにスリスリ甘えたり、明らかにケージで長い間すごすこともあるシェルターよりも幸せに暮らしてくれておりました。保護猫シェルターで長く過ごした日々よりも、ネコリパブリックで生き生きと過ごしている姿を目の当たりにしている保護主様が、本当に保護猫カフェに預けてよかったと思っていただいているようです。
さらに、ぎんちゃん自身も、きっと私達と過ごす日々は幸せに感じていてくれると思っております。

今回のペットのおうちの募集は、決して、病気を担ったから、私達が、ぎんちゃんのお世話がこれ以上手間になるから、里親募集を開始したのではなく、そもそも、私達の保護猫カフェは、保護猫カフェに入店している子たちは、いつでも里親さんを募集しているということもご理解いただいていることと思います。

今回、アフロブルー様が、問題とされている点は、14歳のぎんちゃんが、里親募集をせずにずっと保護主様のところにいたにもかかわらず、14年間すごした場所を追い出され、他の家族を探そうとしているのではないか、、と思われている点だと思います。

私達のお店の仕組み、そして、ぎんちゃんの保護された経緯の流れ、決して、ぎんちゃんが保護猫シェルターですごしていた年月が、本当の幸せでなかったこと、そして人が大好きな、ぎんちゃんがそして私達のカフェに移動してきた際もずーっと里親募集をしていること。をぜひご理解いただければ、と思っております。

ぎんちゃんのいた保護猫シェルターには、多くの保護猫達がおります。
そして、ボランティアで運営をされています。医療費や、ごはん代金など、心ある方々のご寄付と、ボランティアさん自身の持ち出しで、個人の方が、一生懸命命に向き合い、助けられる命を救おうと、毎日必死で頑張っていらっしゃいます。

日本では、巨大な組織の保護猫シェルターでないかぎり、多くの保護猫シェルターは、自宅を改装したり、プレハブを作ったりして、本当に個人の方々が自分たちができる範囲のお金と支援を集めて、国から補助金がでるわけでもなく、ただ猫達を救いたいという熱い思いで、わずかながらの寄付と、ご自身の持ち出しで運営されているところがほとんどです。

シェルターですので、住所などを明かすことは基本ありません。なぜなら、シェルターの住所を明かしたりすることで、多くの無責任な飼い主さんたちからの相談や、遺棄などが頻繁に行われるようになってしまうからです。そのため、ネコリパブリックでは、その提携関係のボランティアさんの情報や、シェルターの住所や詳細を聞かれとしても、決してお答えしないようにしております。

私達ネコリパブリックは、保護猫シェルターではなく、事業として保護猫カフェを運営しております。ホームページをみていただければご理解いただけるとおもいますが、ネコリパブリック自体は、保護活動を直接行っておりません。
私達の役割は、日々大変な想いをされているボランティアさんたちと、一般の方々の架け橋になることだと思っております。
なかなか、里親さんが決まらない、大人の保護猫達に、保護猫カフェという、多くの方々が気軽に楽しみながら来れる場をつくることで、スポットライトをあて、少しでも多くの大人猫達に運命の家族と出会う場を作るとともに、猫との正しいそして楽しいライフスタイルを提案する場を増やすことで、少しでも多くの人たちに保護猫活動の現状や、保護猫達の現状を知るきっかけ作りをしたいと思っております。
それが、少しずつ人々の心に爪痕を残し、社会全体を変えていけるきっかけになると信じているからです。

そして、一番大切なのは、この活動を継続することだと考えております。
継続をしないと、やはり社会は変わらないからです。

継続するには、通常のお店を運営するのと同じように、経費が発生しますし、さらに命を預かっている分、命を大切にするための通常の企業にはかからない生命を扱うための経費と責任が発生します。
私たちは、保護猫カフェの運営のために必要な経費を、寄付ではなく、ネットをつかった物販や、入場料などをいただくことでなんとか経営をしております。
クラウドファンディングにつきましては、寄付ではなく、購入型というものを利用しております。新しいプロジェクトや事業を行うためにはやはり先立つお金が必要となります。そのプロジェクトを達成するために、そのプロジェクトに賛同された支援者様に、リワードという商品を販売することで、資金をあつめ、プロジェクトを行います。日々の保護猫カフェの運営のための資金ではなく、イベントを開催するための費用、新しくお店を開店するための最初にかかる改装費や、保証料などの経費であり、日々の運営を継続するための寄付ではないことをご理解いただければ嬉しく思います。
また、クラウドファンディングで集めたお金は100%がネコリパブリックに入るわけではありません。手数料や、リワード(商品)の原価、送料などを差し引いた金額を使って、プロジェクトを行うのです。
多くの寄付を集めているのに、一匹の老猫の最後まで面倒もみれないのか、、というご意見を拝聴いたしました。

一匹、一匹の保護猫達の里親探しをしている間の、カフェの運営費は、基本的に、物販、入場料の収益から捻出しております。そして、そのためには、多くのお客様にきていただけるように、たくさんのイベントや、セミナーや、お店自体を楽しめるような仕組みを、愛されるお店づくりができるようスタッフといつも知恵を絞っております。
たくさんのリピーターさんや、保護猫の里親様、猫達を愛してくれるお客様に支えられ、各店舗なんとか運営をしております。
保護猫を家族にする選択肢は、まだまだ、多くの方々が知らないことも多いですし、どこで出会っていいか分からない方も多いのが現状です。そんな世の中に、少しでも、保護猫達の愛おしさ、可愛らしさ、そして、保護猫というものを家族に迎える選択肢が身近な世の中にできるよう、ネコリパブリックはお洒落で楽しく猫助けをモットーにお店を運営したり、イベントをおこなっております。

日本の保護猫活動をされている方々はほとんどがボランティアです。他の仕事をしながら、たくさんの猫の命を救うために、命がないがしろにされているのに耐えられず自らが行動して、保護をし、実際に、たくさんの猫達を保護して、シェルターを自費で運営し、それでもまだ助けなければいけない命が、外にはたくさんいることに、多くの保護猫活動家の方は葛藤しています。
その方々が少しでもより多くの猫達を救えるように、そして、その方々が保護した猫達が、できるだけたった一匹を愛してくれる家族と出会えるように、ネコリパブリックは発信をし続けております。

ぎんちゃんが、長い間いた場所から移動させられたストレスをご心配いただいたこと、そして更に移動することで、不幸になってしまうのではないかとご心配いただいていること、心から御礼申し上げます。

どうか、ご安心ください。
ぎんちゃんは、いま、お茶の水店で、本当に穏やかに、幸せに暮らしています。
甘えたいときに、甘えられる、スタッフや、たくさんのお客様からの愛情を一身に受け止めて、おもちゃで遊びたいときは遊び、ぐっすり眠りたいときは眠り、マイペースにぎんちゃんらしく過ごしています。持病の病気もそこまでは悪化していません。毎日、スタッフが丁寧にケアをし、2週間に1回の往診の際も、じっくりじっくり先生に問診していただいております。
今のところは、体調は安定しているとのことです。

実は、ぎんちゃんのペットのお家のページを、里親になりたいというお声かけをいただきました。
そして実際にお店にきて、ぎんちゃんと触れ合っていただいているお客様がいらっしゃいます。

もしかしたら、アフロブルーさんの動画を見て、私達の事を知り、ぎんちゃんのことが広まったお陰かもしれません。
ぎんちゃんに、ずっとの家族ができること。本当に素晴らしいことだと思います。

今回、アフロブルーさんの動画で、ペットのおうちのページの見直しをしています。私達のお店の理念がちゃんと伝わるページになっているか、保護主様の愛情もしっかり伝わるようになっているか、しっかりとこの機会に見直しをいたします。そのきっかけをいただいたことを心から感謝しております。

たくさんのファンをお持ちのアフロブルーさんのご意見を、しっかりと受け止め、様々なご意見があるとは思いますが、私達の使命は、やはり保護猫達に、最後までたった一匹をしっかりと愛し抜いてくれる家族を見つけることだと信じて、活動をしていきたいと思っております。

長くなりましたことをお詫び申し上げます。

どうぞよろしくお願いいたします。

ネコリパブリック代表 河瀬 麻花

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ネコリパブリック首相 河瀬 麻花

ネコリパブリックの首相 この世の全ての猫に、安心して眠れる場所とお腹いっぱいの幸せを与えたい!という最終目標を胸に、2022年2月22日までに日本の行政による猫の殺処分ゼロを目指してネコリパブリックを建国。